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【リスニングに効く!】英語ディクテーションの手順とコツ【徹底解説】

learning english dictation

 

困った人
ぼくは英語のリスニングがすごく苦手で、英会話教室に通ったり、参考書など使って独学で勉強するなどいろいろな方法を試しました。リスニング力アップのためにはディクテーションがいいと聞いて始めたものの、いまいちこのやり方でいいのかよくわかりません。必死に頑張るから効果的なディクテーションのやり方教えて!

こんな疑問に答えます。

ディクテーションはリスニング力のアップにとっても良い方法ですが、やみくもにやると結局効果が上がらなかったということになりかねません。

Masumi
私は現在、フリーランスで特許翻訳をしています。ある日一念発起して通訳学校に通い英語を猛勉強して、最終的にTOEIC 980点、英検1級、工業英検1級を取りました。自動車メーカで通訳翻訳をしていました。

通訳学校ではディクテーションやサイトトランスレーション、シャドーイング、リプロダクションなどのトレーニングをしました。その他さまざまな勉強法を試した中でなかなか結果に結びつかなかった方法もあったし、これは効いた!と実感した方法もありました。それがディクテーションです。

 

そこでこの記事では、リスニングが苦手な人でもコツをつかみ正しい手順でディクテーションすれば、TOEICリスニングセクションで100点アップを目指せる「本当に効果的な英語ディクテーションのやり方」をまとめて解説します。

 

この記事を読めば、英語で話している内容がなんとなくわかるという状態から細かいところまで聞き取れるようになるための、ディクテーションの手順やコツ、教材選びのポイント、おすすめの教材が全て分かります。

 
 

ディクテーションとは?

how to do dictation

ディクテーションとは、いわゆる文字起こしです。英語音声を聞き、書きとっていきます。

「英語を聞き流すだけ」というタイプの教材があります。「英語を聞いているけれど他のことを考えてしまいまったく頭に入らなかった」という経験はありませんか?

聞き流しているだけでは、なんとなくわかるけれどどのくらいわかっているかが、はっきりしないのです。

ディクテーションでは一字一句聞き逃さないつもりで、耳と手と脳をフル回転するので集中して訓練でき、どこが聞き取れてどこが聞き取れなかったかはっきりします。

 

TOEIC980点のわたしがディクテーションを一押しする理由【3つ】

how to do dictation

 

自分の弱点がわかる

TOEIC980点のわたしがリスニング力向上の方法として、ディクテーションを一押しする最大の理由は、ディクテーションで自分の弱点を知ることができるからです。

なぜ聞き取れなかったか、その理由があなたの英語力の弱点です。弱点がわかればそこを重点的に勉強していけばいいわけです。

ディクテーションが効果的だという理由はここにあります。

聞き取れない理由は具体的には、

  • 知らない単語や熟語だった
  • カタカナ英語になれていて実際の発音がまったく違っていた
  • そもそもスピードが速すぎる
  • 内容がちんぷんかんぷん

などです。このように自分の弱点がわかり、そこを重点的に学習していくことで結果、効率的に自分の望む英語レベルに到達することができます。

聞き取れない理由の解析は後ほど具体的に解説します。

 

読んで分かる英語と音で分かる英語の違いがわかる

「単語自体は知っていたのに聞き取れなかった」という経験はありませんか?カタカナ英語のせいで実際の英語の発音やイントネーションとかけ離れているケースは多くあります。

また、ひとつひとつの単語は知っていたのに単語どうしがくっついて(リエゾンといいます)聞こえないときもあります。例えば

I want to は「ワナ」 や an apple は「アナプル」のようにリエゾンします。

これはあまりにも有名すぎますね。

 

リスニング力だけでなく英語の総合力があがる

話している内容を理解するにはスピードに慣れて単語や熟語がわかるだけでなく、文章の構造を文法をもとに推測することが求められます。

よく「文法は無視してとにかく聞け」というアドバイスを見かけますが、わたしは英語を母国語としない日本人には文法は必須だと思っています。

文法を知っていると、「たぶんここには前置詞の”to”が入るはずだ」や「主語がきて次は動詞くるはず」など、たとえ聞き取れなくても文法で補うことができるからです。

ディクテーションをする過程で文法知識を総動員して、特に軽く発音されたりほとんど発音されない冠詞や前置詞を推測するトレーニングにもなるのです。

また、英語に限らず日本語でも話している内容自体をある程度知っていると理解しやすいです。(背景知識といいます)。

英語を勉強しながらも知らないことに出会ったらWebなどで調べて日本語で知識を吸収します。

このように単にリスニング力をあげるだけでなく、英語力を総合的にあげることができるのです。

 

ディクテーションの手順【5ステップ】

how to do dictation 5 steps

ディクテーションの手順は5ステップ。

メモ

  1. 全体をサーッと聞きどのくらい理解できたか書く
  2. 英語音声を聞き、止めて、書き起こす
  3. 2、3回ほど通して聞き修正する
  4. なぜ聞き取れなかったか原因を分析する
  5. 英文テキストを見ながら英語の音声のあとについて発音する

ステップごとに解説します。

手順①:全体をサーッと聞きどのくらい理解できたか書く

例えばラジオ英会話などの場合、ひとつのレッスンの内容全体を「どんな話なのか」集中して聞きましょう。

そして、だいたいでよいので何パーセントくらい聞き取れたかをメモします。

実際の状況と近い状態でどのくらい理解できたか実感するためです。

 

手順②:英語音声を聞き、止めて、書き起こす

まずは一文ずつ、文が長い場合は意味が切れるところで止めます。

もし、単語単位で止めなければ聞き取れない場合は、教材が難しすぎるのでもう少し簡単なものにしましょう。

【ここ大事】ディクテーションするとき注意すること

    1. 不定冠詞(a, an)、冠詞(the)や前置詞(in, on, at, forなど)にもよく聞いてすべて書き出すつもりで書き起こす
    2. r(アール)とl(エル)の違い、b(ビー)とv(ヴィー)の違い、thとsの違いも聞き分けるぞ!という意気込みで
    3. スペルがわからない単語はこんな感じかな、でスペルする
    4. どうしても聞き取れなかった部分はカタカナで聞こえた通りに書く

 

手順③:2、3回ほど通して聞き修正する

よく聞き取れなかったところを繰り返し聞き、なんとかスペルアウトするか、どうしてもわからなければカタカナで書いておきます。

 

手順④:なぜ聞き取れなかったか原因を分析する

自分がディクテーションした英語と英文テキストを照らし合わせて、間違っていたところを確認します。

なぜ聞き取れなかったか、その理由があなたが弱い部分です。弱点がわかればそこを重点的に勉強していけばいいわけです。

ディクテーションが効果的だとわたしがいう理由はここにあります。

 

メモ

聞き取れない理由:

とにかくスピードについていけない→ リスニング不足。スピードについていける教材を選びディクテーションしながらだんだんレベルを上げましょう。

そもそも知らない単語・熟語→ 語彙力の不足です。単語に特化した問題集をするとよいです。

固有名詞→ 人の名前、国の名前や場所の名前などは知らなければ聞き取れないことが多いです。これはその都度覚えるしかない。

単語は知っていたが聞こえた音が違った→ えっこんな発音するの?って驚くことがあります。アハ!体験できれば覚えられます。

リエゾンしていて聞き取れなかった→ その都度このワードの組み合わせでこう発音するのだと意識すると、次に出会った時に聞き取れるようになります。

内容全体がわからない→ 話している内容自体が分からない場合があります。例えばわたしは今イタリア語を勉強中ですが、オペラや作家の説明になると知らないことなのでごぞっとわからなくなります。つまり背景知識が足りないのです。

 

こちらは私がイタリア語をディクテーションしたノートです。(汚い字ですいません💦)

  • prosaは知らない単語
  • Pirandelloは人の名前(固有名詞)
  • 劇の説明をしている部分は背景知識がないので、なんとか単語を書きとったもののちんぷんかんぷんでした。
  • 冠詞や前置詞は弱く発音されるので聞き取りにくい。
  • "e lo avverto"はavvertoがavvertireの過去形と知らなかった。カタカナで「エロアルベルト」と書いてあるので音は聞き取っていましたが、意味がわからなかった。

ということが分かります。

dictation

 

手順⑤:英文テキストを見ながら英語の音声のあとについて発音する

書きとれなかったところを意識しながら、英語の音声のあとについて発音します。この練習はシャドーイングといいます。

英語の発音やイントネーションなど英語スピーカーになりきって発声しましょう。

 

教材選びのポイント

textbook

ディクテーションは聞こえてきた音を書き起こしていく作業なので、英語音声と英文テキストがある教材が必須です。

自分のニーズに合った教材を選ぶ

例えばTOEICのスコアを上げたければTOEICのリスニング問題。

英会話力をつけたい人はさらに具体的にビジネスなのか旅行なのか日常会話なのか?
自分の目的にあった内容の教材を選ぶほうが効率的です。

一回勉強したことのある教材、学生さんなら一学年下の教材から始める

読んで分かっていても聞き取るとなると話は別なことが多いです。

一回やったことのある内容であれば本当は100%わかっていてもいいはずなので、聞き取れないということは、そこが弱点ということになり対策が立てやすくなります。

また、自分の英語力以上の問題に挑戦して、単語や文節ごとに音声をブチブチ止めてしまってはあまり効果がありません。
なんでこんなに聞き取れないんだろーって落ち込んでしまってモチベーションも下がります。

少なくとも一文以上で音声を止めてディクテーションできるくらいの難易度の教材がディクテーションをするのに合っています。

映像があるほうがなおいい

結局英語でのコミュニケーションは相手があってのことで、単に英語の音声だけでなく相手の身振り手振り、顔の表情なども内容を理解するのに役に立っているからです。

 

おすすめ教材

textbook

英語NHKラジオ番組

NHKの英語ラジオ番組は基礎英語0から実践ビジネス英語まで11種類あります。(ボキャブライダーはボキャブラリーに特化しているので除きました。)

小学生から社会人の英語上級者レベルまで11段階あるので、自分のレベルを選びやすいのがいいと思います。

自分が今どのレベルかわからない人は、下のレベルから順にディクテーションしてみてところどころ聞き取れないレベルを選びます。

1レッスン15分程度なので朝のライブを聞いて、それからディクテーションするなど習慣化しやすいのもおすすめの理由です。

 

 

音声はNHKゴガク アプリをスマホやタブレット端末にダウンロードしてストリーミングできます。

テキストは紙媒体(495円)またはKindle(418円)でも利用できます。(2020年6月現在)

ちなみにですが、実践ビジネス英語の杉田敏先生の声が大好きです。英語を猛勉強中に好きすぎて東京に会いに行きました。

 

TEDICT

tedict

有名なTED Talksでの著名人や様々な分野の専門家のスピーチがディクテーションできるアプリです。英語中級から上級者、内容は大学生から社会人向けです。

最大の魅力は内容が多岐に飛んでいて、最先端の知識や内容を聞けるので知的好奇心が満たされること。

機能も日英の字幕があり、再生スピードを変えられたり、ディクテーションもタイピングモードと並べ替えモードを選ぶことができるなど、利便性の面でディクテーションアプリとしては一押しです。

TED Talksとは、ニューヨークに本部のある非営利団体TEDが主催する様々な分野の専門家や権威が行う講演会のこと。その内容をインターネット上で無料で動画配信しています。

講演者には非常に著名な人物も多く、ジェームズ・ワトソン(DNAの二重螺旋構造の共同発見者、ノーベル生理学・医学賞受賞者)、ビル・クリントン(元アメリカ合衆国大統領、政治家)、ジミー・ウェールズ(オンライン百科事典ウィキペディアの共同創設者)といった人物がプレゼンテーションを行なっている。

引用:Wikipedia

 

TEDICT(有料版)とTEDICT LITE(無料版)があります。詳しくはこちらのサイトで完全解説されています。

AppleまたはGoogleのアプリサイトでダウンロードできます。

 

英語リスニング無料学習館

learning english dictation

英会話、TOEICパート2、TED、VOA、YouTubeなどから音源を抽出し、一文ごとにディクテーションができるようになっています。ウェブ版アプリがあり、いずれも無料です。

このサイトではTOEICのリスニングセクションPart2の問題が100問掲載されています。問題を解いてからディクテーションできるようになっています。

TOEICのリスニングセクションのスコアを上げたい方はまずこのサイトで100本ノックしてディクテーションに慣れるのも手です。

実はTOEICのスコアを上げるのはそれほど難しくありません。ひたすらTOEICの問題を解き、できないところを繰り返し学習するという方法をとればいいのです。

リスニングは新方式変更以降のリスニング問題のディクテーションをし、徹底的に聞こえない原因を解析して、それをつぶしていく学習方法で最短でスコアは上がります。

EnglishCentral (イングリッシュセントラル)

learning english dictation

EnglishCentralは動画での自主学習(見る、聞く、単語、話す)とオンラインレッスンが組み合わさったサービスです。

ビジネス、メディア、日常、旅行、アカデミック、キッズ、文法、発音、会話表現とさまざまなシーンの動画が14,000本。

英語を習得する目的によってテーマを選べるのがいいです。

EnglishCentralへの登録は無料で行うことができ、無料アカウント登録すると体験レッスンとしてマンツーマンレッスンを1回無料で受講することができます。

動画学習についても、14,000万本の動画の視聴「見る」機能を無料で無制限に利用できます。「学ぶ」の単語学習や「話す」の音読練習機能は、無料アカウントには月ごとの制限がかかります。

ディクテーション専用の教材ではないですが、教材が動画で英語も日本語も字幕ででてくるのでディクテーション教材としては満点です。

ディクテーション用に使うだけなら料金はかかりません。

しかし、自主学習してから講師とその内容について話すことで実際の英語を使う環境に近い状態で、勉強としてではなくコミュニケーションツールとして学べる点が画期的です。

 

いつ、どのくらいやる?続けるコツは?

ディテーションはかなりの集中力が必要なので疲れます。

毎朝、気力のあるうちに30分くらいで十分です。語学は一週間に一回3時間やるよりも毎日30分やるほうが効果がでると実感しています。

コツコツ長く続けなければ効果がでないのが語学学習です。一緒に学ぶ仲間がいると続けやすくなります。

家族やお友達と朝活するのもいいですし、みんチャレというアプリで習慣化してもいいでしょう。

 

application

みんチャレは5人の仲間とある目的のために毎日行ったことをアップすることで、三日坊主を防止するアプリです。わたしはこれの語学学習のグループに参加してイタリア語を勉強しています。

TOEICは合格不合格ではなくスコアなので現在の英語の実力を測るのにとてもいいです。定期的に試験を受けることでモチベーションにもなるし、自分の現在の実力を知ることができます。

 

まとめ

ディクテーションの効果は3つ

  • ディクテーションで自分の弱点を知ることができます。なぜ聞き取れなかったか、その理由があなたの英語力の弱点です。弱点がわかればそこを重点的に勉強していけばいいので効率的に学習できます。
  • 一字一句書きとっていく作業で読んで分かる英語と聞いて分かる英語の違いがわかります。
  • ディクテーションを通して英語の総合力が上がります。

 

正しいディクテーションの5ステップ

  1. 全体をサーッと聞きどのくらい理解したか書く
  2. 英語音声を聞き、止めて、英語を書き起こす
  3. 2-3回ほど通して聞き、修正する
  4. なぜ聞き取れなかったか原因を分析
  5. テキストをみながら英語の音声のあとについて発音する

 

ディクテーションするとき注意すること

メモ

  1. 不定冠詞(a, an)、冠詞(the)や前置詞(in, on, at, forなど)にもよく聞いてすべて書き出すつもりで書き起こす
  2. r(アール)とl(エル)の違い、b(ビー)とv(ヴィー)の違い、thとsの違いも聞き分けるぞ!という意気込みで
  3. スペルがわからない単語はこんな感じかな、でスペルする
  4. どうしても聞き取れなかった部分はカタカナで聞こえた通りに書く

 

教材は選びのポイントは

  1. 英語の音声とテキストがあるものが必須条件で
  2. 自分のニーズにあった
  3. 一回勉強したことのある教材、学生さんなら一学年下の教材
  4. できれば映像があるもの

 

Masumi
この記事の手順通りにコツを踏まえてぜひやってみてください。少しでも効率的にリスニング力と総合力があがるようお役に立てたらうれしいです。

 

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