欲張ってはいけないのは分かっているけれど、第2領域の目標を立てて実行しているうちに、自分が大切にしたいことが見えてきたのかもしれないな。
こんな質問にお答えします。
7つの習慣手帳術を実践して気づいたこと
2021年「7つの習慣を呼吸をするように実践するProject」と銘打って、1月から週次で振り返りと役割ごとの目標設定を繰り返して2か月が過ぎました。
具体的なやり方はこちらのブログで紹介しています。
『7つの習慣に学ぶ手帳術』で分かった!
そこで気付いたのは
ポイント
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- 目標を実行するためには絶対的な時間が必要なものとそうでないものがある。
- 絶対的な時間が必要なものは時間枠を押さえない限りやらない。
- 第2領域の目標をもっと立ててやりたいけれど意外と時間がない。
例えば、自分自身という役割の肉体で、「筋トレを一日30分する」と決めたとします。この絶対的な時間をどこかで確保しなくてはいけません。
一方、母としてという役割で「逐一指示しない」という目標を立てたとします。これは絶対的な時間がいらないばかりか逐一指示していた時間が減ります。
夫に「一日3回感謝する」という目標もほとんど時間は要りません。
このように、絶対的な時間が必要なものは「大きな石を置く」ように時間枠を確保しなければ、To doリストだけでは本当に行動しないのです。
そして、いざ大きな石を置こうとすると意外と時間がないということに気付きます。
日々の仕事、家事、育児などなど、さまざまな第2領域ではないこと=雑多なこと、7つの習慣に学ぶ手帳術でいう小石や砂利が結構あります。
7つの習慣のPDCAを回しているうちに、
「これをやることは本当に意義があるのか?」
「ミッションステートメントに貢献しているか?」
と少しずつですが意識しながら行動することで、砂利をどう処理するかに目を向けられるようになりました。
次から具体的に見ていきましょう!
自分の大切なことを大切にできる時間を増やすために
週一でスケジュール表を眺めるだけでも、おのずと自分の時間が、お財布の中のお金のように限りのあるものだということに気付きます。
自分の大切なことを大切にできる時間をもっと増やすために、以下の視点で考えました。
視点
- やめられること、手放すことはできないか
- 誰かに任せられないか
- 複数の役割をまとめてできないか
- ワーキングメモリーをできるだけ雑多なことで使わないようにできないか
- 時間短縮できないか
やめられること、手放すことはできないか
これはよく「やらないことリスト」や「Not to doリスト」という形で紹介されています。
飲酒
代表的なのはお酒です。
お酒が大好きで強いわたしも、2020年ロックダウンになって家で飲むお酒はやめました。
今ではお酒をやめていいことしかないなと思っています。
とにかく多くの時間が生まれました。
夕方から夜までの時間が有効に使えます。夕食後の片付けもテキパキできますし、翌日も頭がスッキリしています。
時間のほかにも健康にもよい、お酒を買うお金も節約できるなど良い効果しかありません。
コロナ渦ですべての食事会や誕生会がなくなってしまったことも、この断酒という点では誘惑がなく有利でしたね。
ダラダラ見るTV、ネット
次にやめてよかったのはTVです。
メディアが垂れ流す情報を受動的に摂取するよりも、自分でこの情報が欲しいと思って本を読むほうが満足感が高いのです。
わたしは本はKindleの読み上げかオーディブルなので、歩きながら家事しながらのことが多く、座りすぎも防げます。
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家事:洗濯
家事こそルーティン、少しでも細かい手順を省けないかを考えます。
一例として洗濯をあげます。
ここからは非常に細かいですが、日々の雑多なことを取り除くことで積もり積もって時間が生まれると思っています。
- 洗濯物の靴下をピンで留めて干すのをやめ物干し台の上に並べる
- Tシャツや息子のズボンは干すときによくパタパタしてハンガーにかけ、乾いたらそのままクローゼットへ
- パンツと靴下はたたまない 広げたまま積む
- 洗い方が難しいおしゃれ着は買わない
誰かに任せられないか
7つの習慣ではデレゲーションとして、家族のメンバーに庭の掃除を担当してもらうお話しがありましたね。
家事:掃除
お手伝いさんに週一回きてもらっています。家全体のお掃除とアイロンがけをお願いしています。
日本ではお手伝いさんに来てもらうというとどんな裕福な家庭なの?と思われてしまいますが、イタリアでは共働きの家庭が多く、お手伝いさんサービスを利用している家庭は多いです。
本ブログでこのことを書くのはどうしようかとも思ったのですが、日本でも民間の家事代行や公的なファミリーサポート、シルバーセンターなど、外部のヘルプをもっともっと気軽に使えるようになるといいなという思いを込めて書きました。
育児:息子の宿題の管理
イタリアで中学一年生の息子(日本では小学校5年生)。教科ごとに分量も締め切りも異なる宿題がガンガンでます。
週末に翌週一週間の宿題の一覧表を作り、テニスやサッカーなどの習い事なども書きこんで見える化するところまで一緒にやり、あとは本人に任せることにしました。
とにかくお互いのストレスが減りました。
「いつやるの?」「もう時間がないよ」と声掛けのつもりのほとんど小言をやめることができ、関係もよくなりました。
ただ、息子は最後の最後まで先送りするタイプなので非常に忍耐力がいりますが・・・。
食事
家事の中でも食事つくりは時間がかかるものの一つです。
2020年3月、コロナで完全にロックダウンになってから夫が積極的に食事を作ってくれるようになりました。
もともと、料理は好きで得意。料理しているとリラックスすると言っています。義務になっているわたしとは大違い!
現在は、週末の食材の買い物と食事つくりは夫がやってくれます。
ちなみに食後の片付けも私より完璧でキッチンをピッカピカにして終了してくれます。
複数の役割まとめてできないか
マルチタスクとは違います。7つの習慣に学ぶ手帳術では、子供をスイミングに送っていき、自分も水泳をするという例が挙げられていました。
母としての役割+自分自身の知性
「そうかぁ、役割を一緒にするという発想はなかったな」と7つの習慣に学ぶ手帳術を読んで思いました。
ある日、自分でもいいこと思いついたなと思ったのは息子に課題図書が出された時です。
いつもしぶしぶ本を読んでいるので、締め切り間近で慌てることになります。
「いつ読むの」
「もうすぐ締め切りだよ」
とはっぱをかけなければならず、お互いにストレスです。
ちょうど課題本がアガサクリスティの「そして誰もいなくなった」だったので、「そうだ、日本語版もあるからわたしも読もう」と閃きました。
わたしはわたしで日本語で読み、息子はイタリア語で読みます。
「今どこまで読んだ?」
「これからどんな展開になるんだろうねー」
という声かけに変わりました。
これで息子との話題にもなりますし、わたしは自分の読書欲が満たされ、息子はわたしからはっぱをかけられなくなりいやいや感がなく、お互いに気持ちよくいられました。
その他の例
散歩と耳読=肉体+知性
友達と会う時は散歩指定=社会+肉体
そして、雑多と思っていたことが役割に意識転換できた例もあります。例えば息子の習い事の送り迎えの時間を息子と二人きりのクオリティタイムと考えると、その時間もいとおしくなりました。
ワーキングメモリーをできるだけ雑多なことで使わないようにできないか
どんな小さなタスクでも「あれしなきゃ」「これしなきゃ」と積み残しておくとワーキングメモリーがいっぱいになる気がします。
朝や夜の身支度を一覧にして何も考えなくてもできるようにしています。
洗濯は白を洗う日、ダークカラーを洗う日、シーツを洗う日、タオルを洗う日を決めています。
時間を短縮できないか
SNSのリプライやPCへの打ち込みは音声入力を試しています。
まだうまくまとめて発話できないので訓練中です。
やめようか考えてやっぱり大切なことだった
食材の買い出しを、アマゾンフレッシュなどにしてみようか検討しました。
わたしの食に関するルールが「季節の地の物を愛する人と楽しく食べる」です。
わたしにとっても家族にとってもメルカート(市場)に買い物に行って、
季節の野菜や魚を目で見て触れて感じて
購入を決めることは大切なことだ、と考えなおしました。
また、メルカートのお店の人たちと立ち話するのも楽しみの一つです。
まとめ
ミッションステートメントに沿って週間でPDCAを回すようになって
ポイント
-
- 目標を実行するためには絶対的な時間が必要なものとそうでないものがある。
- 絶対的な時間が必要なものは時間枠を押さえない限りやらない。
- 第2領域の目標をもっと立ててやりたいけれど意外と時間がない。
ということに気付き、もっと大切なことをする時間を増やしたくなりました。
そこで、
視点
- やめられること、手放すことはできないか
- 誰かに任せられないか
- 複数の役割をまとめてできないか
- ワーキングメモリーをできるだけ雑多なことで使わないようにできないか
- 時間短縮できないか
のような視点で試行錯誤しています。
これからも自分なりの試行錯誤のうまくいった例、失敗した例を追加していきますね。
みなさんの事例もぜひ教えてください!